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COG > Report > The 39th Classic 300km Endurance Race TOKYO->ITOIGAWA '10
 

第39回 東京→糸魚川ファストラン 参加レポート

2010年5月22日(土) 天気:くもり時々晴れ
今回の楽しみは、いくつかのサプリメントとジェル、捕食を持って、きついときに自分の身体には何が効くかお試しサイクリング。
前回まで後半は靴を脱ぎ捨てたくなるほど、つま先が痛くなっていた。靴のサイズを微妙に変えたり試していたけど、やっとわかった原因は重いギアを踏み過ぎ。疲れてもケイデンスを90〜100のペダリングにしようと頭におく。
それとゴールデンウィークから乗りはじめたニューマシーンSCOTT CR-1 PRO。
ロングライドコンセプトで一新したフレームで300キロを走るのを楽しみにしていた。

5:40 すっかりと明るくなった朝に、20人くらいと同時に高尾をスタート。
こんなに遅いスタートは初めて。なんとか明るいうちに糸魚川へ辿り着きたい。

遅い時間のスタートは速いサイクリストばかりなのだろうか、はじめの大垂水で各自のペースで登り、私は遅れ気味。
下りで前に追いつきたいが、すでに車が出はじめて車のペースに合わせる。
しばらく走っているとペースが合う二人とローテしながら走る。
笹子へ近くなるにつれ傾斜が上がり、バラける。
すると、最終6:00スタートのトップ集団に抜かされる。
まだ、第一チェックポイントも辿り着いていないのに。。

道の脇に見覚えのあるカメラマンがこちらへ向けてシャッターを押している。
一緒に走る予定だった二人が諸事情で走れなくなり応援に駆けつけてくれたのだった。
声援は心にパワーを与えてくれた。
どんどんペダルを踏みたくなり気持ちを前へ前へと押してくれた。

トンネルを抜けると山々が見えてくる。
雪が残っている山を見るとグーッと高揚してくる。
前にサイクリストがいなくてペースがつかめないが、甲府辺りはかっとばして走る。

富士見峠を登りだすと、前の方に私の25分前にスタートした夫の姿をとらえる。
このペースだと巻き返しはないだろう、、、勝利を確信する。
「アレ!アレ!」
と尻押しして通り過ぎた。

富士見を過ぎたところだったと思うが、でっかい鹿が倒れていてびっくりした。

気温が上がりボトルの水がなくなり水道がないかなーと見渡していると、知り合いグループが来て一緒に交ぜてもらい、勢いで次の塩尻CPまで行く。

去年、向かい風でつらく長いと感じてたところはグループで走り、5人、、4人、、3人、、2人となり、どんどん前に進んだ。

そして最後のお楽しみ区間、白馬からの道。
残りのサプリを口へ放り込み、飛ばそうにも道路工事が多くあまり飛ばさないで慎重に進んだ。
いくつものスノーシェッドをくぐり抜け、遠くにゴールのホテルが見える。
前へ、前へ、ペダル、ペダル、と思っていたら、終わっちゃった。
ゴールのアーチをくぐり、ヘタり込む。
到着が思っていたより明るいぞと、時計を見ると今までで一番短いタイムで驚いた。

翌朝少し早く目覚め、ひとり自転車に乗って日本海を見に行った。
思うことは、ただひとつ。

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<300キロを共にしたお気に入りアイテム>
○SCOTT 2010モデル CR-1 PRO
ロングライドコンセプトといってジオメトリーも見直されているが、それまで乗っていたアディクトと同じフレームサイズで同じポジションがとれるから全くのコンフォートバイクではない。しかも安定感があり、下りがさらに楽しい。
BB回りの剛性が高くなったのか、加速性がいいと思った。(09アディクト比)ロングもレースもコレ1台でOK!
真横から見ると、今までのSCOTTの太いチューブのイメージとは違い、少し細いが上から見ると太く、丸がつぶれている台形のよう。新しい衝撃吸収システムの特徴で地面からの衝撃をフレームが吸収してくれる。
なので過去4回に比べると、身体がラクに感じている。(体調が良く体力があったから?!)疲労感が少ない分、回復も早いと思う。(サプリをたくさん摂ったから?!)

○Ziener サイクリングパンツ
今年の展開は七部丈のパンツだけだけど、自分用にショート丈の黒パンツも仕入れていた。Zienerは、パンツを仕入れるときにパッドをジェルとエアとノーマルタイプから選べる。私はノーマルをチョイス。七部丈も同じパッド。
毎年少しづつ改良され、今年はとても良く、下ろしたてのパンツで300キロを走っても痛いところがなく全くストレスがなかった。(これも体調がいいから!?)

○SPECIALIZED RUBY レディース用サドル
去年はサドルを直前に変えてしまったが、ロングだからといって変える必要はないことが今年でよくわかった。
このサドルに出合うまで20個近く換えていたが、このサドルに行き着いてからは同じサドルで3個目になった。定番であり続けますように。。