朝方に豪雨があったが、アップが始まるころにはやんでいた。
2年前パンクで数百メートルしか走らずに終わった時に似ていて、少しイヤな感じがした。
しかしスタートラインへ行くと、待機しているオートバイの荷台にホイールが3本あった。
よかった、と思い女子選手が並んでいる最後尾につく。
あのとき私が思い切って言ったことが無駄じゃなかったと思う。
E1(男子)の5分後、8:05 16名の女子選手が一斉にスタート。
コースは200メートルの高さを2キロの登りから始まり、集団はだんだんと力の差で選手がバラける。
私はがんばって登り、頂上では4番で通過する。
トップの3選手は見えなく、テクニカルな下りを慎重に下る。
川沿いの緩やかな下りを足が合う選手とローテして走るが後方から2選手に抜かれ、
登りに入るときは3選手が前に見え、ここでの順位は7位。
海が見える丘を越え平地を走り、2周目の長い登りに入る。
前の選手を追うが離れてしまい、近くの選手と抜きつ抜かれつ走る。
下って、そして最後の登り。ここで体のどこかスイッチが入った。
それまで苦しかったのが体にグッと力が入り、グィーンとスピードアップ。
1選手をかわしスピードはタレずにグングンと丘を越えて平地を踏んで6位でゴールした。
スイッチが入る、あの感じがはじめからできないものか。
それを長く強く持続できるよう、来シーズンの課題にしよう。 |