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厳しかった残暑が急に終わり、秋らしさを通り越し、寒いくらいの天候となった。
実業団レースの最高峰、JBCF経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ。
格上のレースらしく多くの女子選手がエントリーしていた。
私は、この時期にして実業団レース1戦目。
自分の体力がどのくらいなのかわからない。
足の合う選手と協力してトップグループに追いつこうとするレースがしたいと挑んだ。
E1（男子）の5分後、9：40スタート。
ゆっくりとしたペースで進む。
秀峰亭からいつもの5キロコースから外れてプラス3キロコースへ急な登りが続く。
この登りでトップグループについて行けるかどうか決まると思ったが、持ちこたえた。
アップダウンが続き2号橋を過ぎ、長い登りで遅れはじめる。
「追いつこう。」
一人の選手に声を掛け、二人で回しながらトップグループを追いかけた。
前がだんだん見えなくなっても、声を掛け合い走る。
後ろのチェックもし、ペースアップして二人で回す。
結局、前に追いつかず、後ろからは逃げられて、最後は二人でスプリント。
私はもう足がいっぱいで追い込めなかった。
レース途中から目標達成の手ごたえを感じつつ、走れる嬉しさをかみしめていた。
いろいろあってレースにでれなかった間、再びレースにでれるのは来年か、
はたまた終わってしまうのかと遠い道のりに思えていた。
また、シーズン通してレースをして、楽しい・悔しい思いも体力を知ることも積み重ねていくことが大切だとわかった。
レースを目標にしていなかったら、走ることに戻れなかったかもしれない。
自転車に夢があってよかった。 |
