コースは1周16.3km、前半はヒルクライムのようにひたすら登り、後半はすべて下りという厳しいレイアウト。
足きりタイムも厳しく、気温も暑い。
そんな、応援する人も走る人も熱い小川にチャレンジ精神で今年も挑む。
目標は6位以内。
アップを終えスタートラインへ行くと女子選手が誰もいない。
すぐに次々と選手が来て私の横へ後ろへと回り、私が一番前の列に並んでしまった。
一番前の列は過去の優勝選手や実力がある選手が並ぶという暗黙の了解があるのでいつもは並ばないのだが、こうなったら堂々と走らねばと心する。
開会式の後まもなくスタート。
女子はパレード走行がなくローリングスタートで始まる。
急なカーブを過ぎ、先導バイクからのサインでスタートが切られる。
緩やかな登りが続く。スピードが高めなのか、集団が絞られ一列棒状で進む。
きつい登りが始まるあたりで私は切れて先頭の6選手を見送ってしまった。
ここでレースを終えてはならないと集団を追うが、前に見えていた一人の選手もどんどん小さくなってしまった。
後ろからはY選手が追い上げてきている。かわされてしまい、後を追う。
8番手で最初の上りを終え、下りに入る。
Y選手に追いつき、前へ出る。差を広げたいところ。
2回目の登坂。前は詰めたい、後ろを広げたい思いで登る。
けれども、前も後ろも女子選手が見えない。
ゴール前、最終コーナーでタイムアウトになり審判に止められた男子選手が溜まっている。
「女子は行ってみな!」
という声が聞こえ、力を振り絞ってゴールへ向かった。
ゴールラインは越えた。
午後のTRのレースも終わってから確認したリザルト表で完走を知った。
完走-----何と戦っているかレースの意味合いが違ってきてしまうが、完走したいレースに完走できてホッとした。
自分の体力が今どのくらいなのか、わからなかったから、結果7位でも完走できてよかった。
そして6位以内を目指し、登りが速くなるよう、また、下りの技術も磨いていこうと思う。 |