昨年まで飯田で行われていたレースがなくなり、今年は松川町での開催。
まだ誰も走っていないコースを地図で高低差を読み、
「小川より厳しいかもしれない」
という声が上がっていた。
1周4キロ、登りが約1.5キロ(平均勾配7.5%)でそのあと下り、平地を約1キロの周回コース。
それを女子は10周。
去年、岩手のステージレースで走ったクリテリウムの周回コースが思い浮かんだ。
前日、土曜日のBRレースで補給をしていると、
「補給員も補給してくださ〜い。」
と通達があるほど暑かった。
直前に「毎周回補給OK」になり、FR以外のレースの距離が短く変更されたことが、暑く厳しいレースになることを予感させる。
今回は目指ざすS選手の次でゴールがしたい。
8:30 ERカテゴリーの後ろからFR(女子)も同時スタート。
500mをパレード走行した後、登りでレースが始まった。
約1.5キロの登りを駆け上がる。
私はなんとか先頭集団の後方で登りきれた。
山頂についた瞬間、先頭の西選手が勢いをつけて下りに入った。
集団はそれを追う。道幅は狭く1列で慎重に下っていく。
平地は短く、すぐにまた登る。
登り坂では先頭から続いて走る選手が見える。
実力の差がでる登り区間では、2周目ですでにバラバラな状態だ。
気持ちを切らさないようにがんばって登る。
3周目くらいの下りで追いついてきたER選手のラインが見れた。
ヘアピンカーブの前のカーブがイヤラシイカーブだったがインに入るとうまくラインがとれるようになった。
周回を重ねるごとに足に疲労が溜まり、暑さも加わり、体力が奪われきつくなる。
前を走るS選手の後ろ姿が見えなくなったが応援の声が大きく聞こえ、あと少しこのままいけば、完走できるかと思っていた。
そのとき、ゴール地点で赤旗がふられた。
コースアウトしたら、すぐ後ろから先頭の西選手が通過した。
実業団レースが毎回、6月の全日本のレースのように完走ラインが高く厳しく感じる。
あのときより体力が戻り登りも走れるようになっているが、目標のS選手の次といってもゴールができなかった、この差が大きいとつくづく思う。
前週の小川に向けた登りのトレーニングをしていたから登りはいけるかと思っていたけれど、インターバル練習が不足していたことが明らかにわかった。
不足している部分を練習して次の目標へ向けてがんばりたい。 |