私にとって3回目になる石川の実業団レース。
昨年同じレースで体調不良だったことが、今も大丈夫かなという思いはつきまとう。
先週、岩手のレースで連日走ることができ体力に自信がついた。
石川は好きなコースだから厳しい条件でもなんとか走りきりたい。
その条件とは、先頭より5分遅れは失格とする、という内容だ。
天気予報は外れ、昼には日差しが強く蒸し暑い天気になった。
今回女子コースは、パレードなしで会場の中心地からスタートする。
13:00 男子レース カテゴリーのERがスタート。
その後、女子がスタートラインに並ぶ。
「女子は、はなやかでいいねぇ〜。」
地元の人の応援が、緊張している選手たちをなごましてくれる。
女子スタート。
アップダウンが続く。スピーディーに進む集団に後ろで伸びすぎないよう前へ前へと走る。
下り切った後、約3キロの登りが始まり、私は集団から切れてしまった。
単独で登ぼっていると、T選手ともう一人の選手とペースが合い、3人でローテーションを組む。
2周を終え、最終周の3周目を下りきり、残り約3キロ地点で去年降ろされた関門を通過した。
最後の関門と思い気がゆるんでしまったのか、体力が尽きたようで次の登りで二人から落ちてしまった。
前の二人が見えなくなり、後ろも見えない。
なんとかゴールまでがんばろうとした。
そして、最後は周回コースから外れて後100メートルでゴールなのだが、その先に何人もの人がバリケードを作っていた。
「ゴールが変わったの?ゴールはこっち?」
と私。
「終わり!レースは終了!!」
バリケードの人が言い放す。
自分が降ろされたことを受け止めるまで数秒かかった。
先についた二人も同じようにゴールができなかったようだ。
ゴールできなかった悔しさよりも、トップ集団で走れていればいいわけで、今度は見てみろよと思うのであった。
早く、速くなりたい。
応援をありがとうございました。
|