13:20 ER男子がスタートし、1分後に女子選手がスタート。
直後のハイスピードに気後れしてしまい、ビンディングもうまく入らない。
なんとか一番後ろからついていった。
コースレイアウトは前半6割くらいが登りとアップダウンが続き、そのあと2割弱が下りで2割弱が平地のレイアウト。
飯田は3回目の参戦で今までは寒い大会のイメージだったが、今回は真夏のような暑さになった。
また、ここは観戦する人が多く、地元の理解もあり自転車の町としても有名。
良いコース、良い町だけに結果を残したい。
集団の真ん中くらいに位置できたが、先頭は始めからハイスピードで登っていく。
すでに集団から選手が落ちていく。
みかん畑の激坂まで来たところで、私を含め集団の後方はバラけていた。
アップダウンが続き下りきった後、平地で前の選手に追いついた。
「行こう」
と声を掛け、二人でローテーションして平地をグングンとスピードを上げた。
向かい風でも落ちずに前の選手たちに近づけた。
数名の選手を抜かして、あと前に見える2選手もいけるかと思ったが、私は登りでタレて落ちてしまった。
前を走る選手が見えるところで耐えて、どこかでまた追いつけるようがんばった。
単独になり2周が過ぎ、最終3周目。
苦しい激坂も越え、登りはクリアーし残り4キロくらい。
今年の実業団は厳しいから気を抜かないで行こうとした時、後方から来た車に
「男子が来るから、やめて。キャップ。」
そう言い放され、ヘルメットキャップを渡した。
力が抜けた。
脱力感でペダルを踏む力がない。
石川、小川村、ゴール寸前で終わっている。そして飯田。
言い放された<やめて>の言葉が刺さった。
「タイムアウトで終了。ヘルメットキャップを外してまもなく来る男子のレースを妨げないで」
と言われれば、納得してレースを終えることができたかもしれない。
悔しがるほど練習が足りていないのも自分でわかっている。集中していないのも。
もう、実業団レースをやめろってことなのか…。頭の中でグルグルとめぐり、コースから外れた。
誰とも話したくないくらいだったけれど、偶然にローテした選手と会った。彼女が
「あの後、前の二人がローテして行っちゃった。一緒に走って体力が温存できてよかった。」
と言い、私が
「私から(後が)完走できなかった。もっと頑張って着いて行けば良かった。」
そうして話して、気持ちが明るくなった。
実は、そのあと大会本部から放送があり、私を含めた女子選手数名が呼ばれた。
説明があり、大会側のミスで第二関門を過ぎた場合はゴールまで行ける規則だったのに途中で降ろしてしまった。
よって最終完走者からタイム差を加算してゴールにするとのこと。
結果的には久々の完走となったけれど、前のほうで走っていれば問題ないこと。
ちゃんとゴールができるようにがんばります。
声掛け、応援、サポートをありがとうございました。
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