2009年9月2〜5日、ドイツ・フリードリッヒスハーフェンのメッセ会場にて、18回目となるユーロバイクショーが開催されました。
ユーロバイク公式ホームページによると、入場者は取引関係者は75ヶ国より約4万人、
メディア関係者は36ヶ国1,556人、最終日のサイクルファンのためのオープンディには2万人が来場し、昨年の記録を更新したとのこと。
また会場のホールも増え、全部で13ホールと中央の屋外ホールを含めて10万平方メートル。昨年より15%の面積が増加され、1,028社の企業が出展されたそうです。
私がディストリビューターとして5回目の来場となるユーロバイク。
2日間で見たままのユーロバイクをレポートと写真でお伝えします。
「どのくらい大きいの?」会場の大きさをよく聞かれます。
一つのホールだけでも50社(メーカー数だともっと多い)前後の展示があり、それが13ホールと屋外のテントブースがあります。ただ周っただけでもすべてを見るには2日間では足りません。
また会場が昨年より大きくなっても場内の人口密度は薄まらず、人の多さにも圧倒されます。
会場の出入り口も新たに西口ができ、バスターミナルも二手に分かれていました。会場へ向かう道路は年毎に渋滞が増しており、そのためかレンタルバイクを提供していました。また、会場周辺の道路は拡大に向け工事中で、今後も大きなショーになることを予想されます。
会場内を見ている人に今年はアジア系が多くなったと感じました。
数年前は中国人か台湾人か日本人か見た目でわかりましたが、今はあまりわかりません。私もいとこにそっくりな台湾人に台湾語で話しかけられました。
リュックのブースを見ていると、コピーされないかスタッフからチェックが入りました。
バイクメーカーは、申し合わせたかのように豊富なカラー展開が多く見受けられました。2年前くらいから見られるグリーンに加えパープルやブルーなど、色鮮やかにバイクが並んでいました。
展示している車種の対比は、マウンテンバイク:ロードバイクが5:5くらいかMTBが少し多いくらいに見えます。流行とは関係なく以前と変わらない対比だと思います。
ずっと前、ヨーロッパアルプスを歩く際に見た地図では、トレッキングルート、マウンテンバイクルートと通る道が分かれてあり、山道は、なだらかな斜面で幅広でした。遊ぶ環境が整っていたことを思い出します。
生活実用車の展示が増えているように見えました。
生活実用車といっても日本のママチャリとは違い、品格がありクラシカルなタイプです。トレックブースでは、新たに実用車メーカーが展示していました。
ウエアメーカーが集まっているホールを見ると、各メーカーのサイクルウエアは高機能に進化していることが一般的で、デザインは他社メーカーの要素を取り入れすぎて没個性になっているように見えました。
他にサイクルウエア以外では、実用車に乗るときに着る洋服の展示もありました。
会場では、有名なメーカーばかり出展しているわけではありません。
個人独自のアイデアで自転車用品を作り、出展しているものもたくさんあります。
その製品を見ている人に説明している姿は、自転車に対する熱い想いが伝わってきます。そういう人がたくさんいる国だというのもユーロバイクで感じられました。
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