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会場へ着く頃に雪がチラついていた。
「冷たい雨より、ま、いっか。」と思い直すが、アップのために駐車場の周りを走ってみると、余計に体が冷えてくる。
会場へ入りコースを2周走ったが、寒くて体が重く感じる。体が硬直しているようだ。
（レースをするって感じじゃないなぁ。。。）
前回のレースと同じ時間、男子Cクラスと同時スタート。
始めの登り、前を走る男子がフラフラしていて位置がとれない。前に進めない。
約2ヶ月前、同じように走っているのに、登りがきつい。
自分が行きたいように走れない。
レースは始まっているのに、体がスローモーションのように動いている。
すぐ後のカーブが続く下りも前の人を抜きたくても抜けない。
ただ、過ぎて行く。体が重い。お正月に増えた体重は戻したのに。
長く感じる。3周が過ぎて最後の4周目にかかり、やっと体が動いてきた感じ。
しかし、苦しくてつらくて鼻水もふけない。
ゴール前の最後の登り、ゴール付近で応援してくれている仲間の姿が見えた。
「もう、いいよ」とそれまであきらめていた気持ちにカツが入り、もがいた。
何とか2番目にゴールラインを越えた。
ラップ9分台をマークし、ぶっちぎり優勝した彼女を
コグコグでも一緒に走っていたから、その実力は知っていた。
彼女が、レースで数多く優勝していることも、コグコグでも男性の前を引いて積極的に走る姿も、
毎日たくさん練習していることも、知っている。
そして、とてもステキな人柄なのも知っている。
だから、彼女と競うことができたらな。。 そんなレースをしてみたかった。
それができなかったのがくやしい。
今後、彼女が大きなレースで活躍するのを楽しみにしている。
私は、足りなかった。
気力も、集中力も、アップも、根性も、緊張感も、そして何よりも練習が！
前のレースが終わってから、体も気分も冬のモードになっていた。
練習で走っていたのは、ただ走っていたんだ。
気づいてよかった。春になってからじゃ、遅すぎる。
課題は、ある。体を作っていこう。
会場でいろんな方々にお会いしました。
走っていて応援の声も聞こえていました。
ありがとうございました。
強くなれるよう頑張ります。
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