心配しいていたBR-3と女子の同時スタートは、当日になって女子が2分遅れのスタートとなった。
BR-3と同じ距離とはいえ240名の男子と同時に走るのは、力量や技術の差があり、レースの区別がつかないのではないかと
余計な心配をしていた。
普段より少し多目の女子選手がスタートラインに並ぶ。
7:12 女子スタート。
ゆったりしたペースで始まった。
しばらく平坦なコースが続き、集団はまとまって走り何度か私も先頭を引いた。
緩い登りが始まり妙な静けさの中、前の方で走っていると来るなという気配を感じた。
山島選手がアタックをかけ、先頭のスピードを一気に上げた。
そして、もう1回アタックがかかり、トンネルに入る前に集団はバラけた。
前を追って走っていると後ろから
「前を引きます!」
前から落ちた選手が
「一緒に追おう!」
と下りきったコーナーから3人で回して走った。
平地のコースを踏ん張ってローテーションしながら、前に見える集団を追った。
「1分10秒!」
沿道から先頭からのタイムが聞こえた。
もう少しで一周だという手前で、前を走っているはずの女子選手が立ちふさがっていた。
BR-1の選手を通すためと、時間差をもって再スタート。
私たち3人はよく声を出し合いながら、前の集団を追った。
差は少しずつ縮まってきた。もうひと踏ん張り!
しかし、再び訪れた緩い登りの終わりの方で苦しくて私はギアを下げてしまった。
二人から少し遅れてしまった。
下りで取り戻せると思ったが、どんどんと差は広がってしまった。
平地に入っても二人は見えるが、追いつけない。これが二人で進むのと一人で追う差なんだ。
二人は前の集団に追いついたのが見えた。
ゴールへ向かう道に入り、思い切りペダルを踏んだ。
総監督(父)から電話。
「どうだった?」
私「ビリケツじゃなかった。」
総監督「ビリケツだったら、やめるんだな。」
やはり、もうひとふんばりがきかない。
とはいえ体調不良も実力のうち。なんとか三連戦を終えました。
全く違う3つのコースを連戦し、やるべき課題がわかりました。
今シーズンは今まで、体力を戻すことで一杯でした。
秋に向けて体調を整え、身体に力をつけるトレーニングしたいと思います。
応援をありがとうございました。
最後になりましたが、丸岡レースの事故において、
亡くなられた方のご冥福をお祈りします。
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