2005年9月1〜4日にドイツ・ボーデン湖畔にあるフリードリヒスハーフェンのメッセ会場で開催された「EUROBIKE」へ行ってきました。
今回ユーロバイクへ向かったのは、日本に入っていないバイクウェアを探すことが目的でした。
会場へ着いてまず驚いたのは、規模の大きさです。場内へ入ってさらに出展ブースの多さに圧倒されました。
そして、各ブースの装飾。さすがヨーロッパという感じでメーカーのイメージと自転車をどれだけカッコよく見せるかを競い合っており、06年度のメーカーの意気込みが伝わってきました。
(面積39,275m2、出展社数812社)
06モデルがいち早く見られるユーロバイクショー。
今年も多くのトップモデルがカーボン素材を使用していました。
同じカーボンでも今年は、織りの幅広いものが増えていたように思います。
05スコットのモデルで使用していた、あの織りの形状です。
台湾ショーなどでよく見られたというホワイトカーボンやカラーのカーボン素材も期待されていましたが、さほど見られませんでした。
どこのブースもカーボンがメインになると全体的にモノトーンでまとめられていました。
その中、際立って鮮やかだったメーカーは、オルベア。
フレームデザインに合わせブース全体をスカイブルーとチームカラーのオレンジでまとまっていてフレームの美しさを強調していました。
トレックのブースでは、やはりランスの7連覇をメインにしていました。
ランスの超特大パーテーションやスクリーンが飾ってあり、ランスをイメージして作成されたアイコンが並んだディスプレイが目立っていました。
エリートのブースでは、大勢の人が群がっていました。
ローラー台と連動しているパソコン画面に人が集まっていました。
画面には道路が映っており、ペダル回転のスピードによりパソコン画面の景色も変わるものでした。
広告ポスターになっている二人が、ブースで実際に同じセットでデモストレーションをしてしていたのがおかしかったです。
自転車に設置する子供用チェアとカバーを展開しているボバイクのブースには、前と後ろに乗せるタイプのカバーの色・デザインが豊富にありました。
日本のママチャリは、前に子供を乗せるときハンドルに体重が掛かるようになっています。
私はそのようにして乗ったことはありませんが、以前から危ないのではないかと思っていました。
このブースに展示してある自転車には、ハンドルにかからないような設計になっていました。
ヨーロッパの公園などでよく見る木製の子供用自転車。
コクアの自転車の特徴は、木製のほかにペダルがついていないことです。
まだ自転車に乗れない子供が補助ありの自転車を乗るよりも地面を蹴ってバランスをとることを重視しているのがうかがえます。
会場は11のホールに分かれており、その中でウェア、アクセサリー、ヘルメットやレーパンのパットなど商社が集まっているホールがありました。
メーカーのウェアカタログを要求しても断られたり、カメラを構えると写真はダメと言われたり、ブースはパーテーションを囲うようになって見せないようになっていました。
ウェア=ファッションであり、デザインをあまりオープンにしていないようすでした。
めずらしいのは、サイクリングウェアのファッションショー。
ウェアブースがあるホールにて行われるファッションショーは、1日に3回開演し13社ほど出演、200人くらい座れる観客席には毎回ほぼ満席でした。
初めてメーカーブースが並ぶ海外のバイクショー見て、日本で見るメーカーのイメージやスケールがだいぶ違うのを感じました。
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