雨の日に走るというのは
雨でないとわからないことがあります。
○雨用のスタイル。
・雨で濡れても惜しくないウエアやシューズ
・高品質のアンダーウェア(速乾性のよいもの)
・サイクリングキャップでしずくを防ぐ
・サングラスのレンズを明るめカラー、またはクリアにする
・自転車には泥よけを装着
と雨対策をします。
*泥よけは、自分のジャージが汚れないためだけでなく、後方を走る人へタイヤからの水ハネを防ぎます。
また、山の方はトンネル内の湧き水で跳ね返りがあります。
(レースの時は付けません)
○タイヤは特にわかります。
路面が乾いている時と濡れている時では、グリップが違い走り方も変わってきます。
タイヤを試すにはいい機会です。
イベント/レースなど場面によっては、雨用タイヤをおすすめします。
○マンホールやグレーチングを通る時。
ブレーキをしたり、踏み込んだりすると、すべります。
そーっと渡って気をつけましょう。
○ブレーキ。
濡れると効きにくくなります。
特に、仲間と走っていたら、手信号は早目にします。
大きな声も掛けて、みんなと合わせます。
○自転車イベントは、雨のために中止にはなりません。
雨のレースを経験することもあるでしょう。
本番当日、テンションが下がらないようにするためにも、雨の中を走っておくといいでしょう。
○ウェアリング。
・春にかけて
気温にもよりますが、雨だからとカッパを着ると、運動量による汗で透湿性が間に合いません。
濡れてもいい、汚れてもいいサイクリングウェアにします。
肌へ密着する部分には、高品質なアンダーウェアを着ます。
綿のような濡れても乾くにくい素材を着ると、走行による風の影響で体力が奪われ、低体温症になることもあります。
・秋にかけて
秋へ向っていく雨は、冷たいので、しっかりめに用意します。
アウターに、ウィンドベスト・ウィンドブレーカーを着ます。
気温・雨量によって、アウターの厚さや機能を選びます。
冬のサイクリングウェアになる前の、走るのにちょうどいいこの季節は、気温によってアクセサリーやアンダーウェアを選び重ね着して、脱ぎ着ができるスタイルがいいと思います。
○ウチに帰ったら、
・ジャージ、グローブの洗濯
・ヘルメットやシューズの手入れ
・自転車そうじ、
汚れが乾いてこびりつくと落ちにくくなります。
手早く片づけましょう。
自転車が濡れたので、簡単にそうじをします。
着なくなった綿のTシャツをカットして、いつでも使えるようにしておきます。
自転車の汚れが少ないところから、
1.フレーム、ハンドル、サドルなどのパーツ
2.ブレーキシュー
3.ホイールのリム、の順に拭く。
4.室内に入れるのでタイヤも拭く。
5.チェーンをクリーナースプレーで汚れを取る。(このとき下に新聞など敷く。)
6.スプロケット、プーリーの汚れを取る。
7.チェーンにオイルを注す。
8.プロテクタースプレーを布に湿られてフレームを拭く。
(カーボンフレームにはカーボン用)
以上、サクッと掃除です。
雨量が多いと、フレームに水が入っていることがあります。
そういう時は、シートポストを抜いてフレームを逆さにして水を抜きます。
この時、シートポストにフレームの位置を印しておくと、戻すときに便利です。