点検しよう

「ケガと弁当は自分持ち」
自分の命は自分で守って自分の責任で自由に乗りたいです。
掃除をしながらよく見て、気になるところは自転車屋さんで見てもらおう。
事故やケガになる前に、小さなサインを見逃さないようにしよう。

■カンタン点検
乗る前日までにしておけば安心です。
・体調は良いか。
・ボトルはあるか。
・ブレーキのかかりはしっかりしているか。
・ホイールはまっすぐついているか。
ブレーキがカタキキしていないか。
クイックリリースは正しい方向にしっかり締まっているか。
(反対側を調節して、力を入れてグッとするくらい)
・ディレーラーの変速がスムーズに動くか。
・ハンドル周り、サドル周り、ボトルケージなどのビスがしっかりと止まっているか。
(自転車を少し持ち上げて落とすと、音でビスの緩みがわかります)
・スローパンクはしていないか。
(タイヤが減っていたり、キズが多くなっていたら交換しよう)
・予備チューブとポンプは持っているか。
当日は、空気を入れるだけにしておきましょう。

●空気圧について
ロードバイクは、乗る前に毎回空気を入れます。
空気圧は、タイヤに書いてある通りです。
私は、7.5くらいにしています。
人の好みによって、また体重でも違うようです。
マウンテンバイク、シクロクロス、車種によっても異なります。
あまり高く入れ過ぎては、硬過ぎて、カーブでたよりきれない感じがします。
低過ぎても、リム打ちして、パンクになります。
雨の時は、いつもより、少し低くします。
暑い日は、高過ぎないようにします。リムが熱くなってパンクする場合もあります。
ホイールの性質、タイヤのようす、フレームの特徴をわかるためにも、自分の気圧という数値を持っておくのがいいと思います。
スローパンクにも早く気がつけます。

■キチント点検
トラブルは、外で走っている時に起こるものです。
しょっちゅう乗っていれば減り具合など気になるところがだいたい予想できます。
久々に乗る時やレースに行く前などトラブルを未然に防ぐためよく見よう。
○ブレーキの効きが悪い
・ブレーキシューにゴミがついていないか、使い古しの歯ブラシでそうじする。
・ブレーキシューが減っていたら取り替え。
・ホイールのリムをそうじする。
・タイヤが減っていないか、割れていたりしたら取り替え。
○ギアの入りが悪い
・ワイヤーが伸びていたら、調整する。
・ワイヤーがサビていたり、切れかかっていたら、取り替え。
・チェーンが伸びていたら、取り替え。
・チェーンが真っ黒だったら、そうじして、注油する。
○ペダルの着脱がスムーズでない
・クリートが減っていたら、取り替え。
・クリートの位置を見直し、調整、ネジが緩んでいないか確かめる。
○ヘンな音がする
・音がするところ点検する。
・ネジが緩んでいないか、緩んでいたら締め直す。
わからないことは、無理しないで、自転車屋さんへ見てもらおう。

●ウエス作り
使いたいときにサッと使えるように、着古しのTシャツを切って、ストックしておきます。
大きさは、ハンドタオルくらいにして、ハサミで切ります。
Tシャツだと、ケバ立たなくて、柔らかくて、使いやすいです。
汚れがわかりやすい方がいいので、色ものより白色を使います。
素材は、綿100%のものがいいです。
化学繊維が混ざっていると、汚れがよく拭き取れません。
タオル等の素材ではボソボソと細かい繊維がとれるので、駆動系のパーツに影響してはいけないので使いません。