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第5回 全日本実業団富士山ヒルクライムロードレース

2008年6月15日(日)会場:静岡県駿東郡小山町・ふじあざみライン(須走口登山道)
コース:全長11.8q 標高差1200m 平均勾配10% 最大勾配22%
天気:くもり
エントリー:12名 出走:11名 完走:11名 結果:8位

富士山の標高800mの須走口から、2000m地点の五合目までの11.8q、日本一厳しいヒルクライムレース。
先日行われた「ツアー・オブ・ジャパン」の第5ステージにあったコースとしても知られている。
男子のトップ選手が蛇行して走る姿を写真で見たが、それほど勾配が厳しい。
私にとっては、第1回Mt.富士ヒルクライム以来、2度目のヒルクライムレース。
それほどヒルクライムレースに積極的ではない。
しかし、この厳しいレースを走ることで、強くなりたいし、
怖いもの見たさというか、これをやっとけば怖いものなしになるのでは、とエントリーした。

スタートラインでは、今までの実業団レースとは顔ぶれが違う。
クライマーが集まるレースなのだろうか。その中に、山島選手の姿もある。
結果は決まっているという雰囲気もあり、いつもとは違って和やかだ。
ヒルクライムは、また自分との戦いでもあるからだろうか。
大阪へ引越しされたHさんもスタートラインにいて久々の再会だった。
1年くらい前コグコグに参加して、初めて和田峠に行き、登れなくて自転車を押していた彼女だ。
今は、登録選手となってヒルクライムレースですでに活躍している。

8:33 女子スタート。
はじめはストレートのコース。
すでに先頭集団からじわじわと落ちていく。
登っているからスピードがあるわけではないが、それがもう取り戻せない。
Hさんは前で走って、クルクルと回して行くのが見える。
「見える範囲だ、離れるな。」
と自分に励ましながら、がんばるが、苦しい。
登るのは嫌いじゃないけど、レーススピードで行くのは体がきつい。

時々傾斜がゆるいことろがあるが、休まず前と近づこうとするから、またきつい。
残り3キロ、ここからがさらにきつい傾斜になる。
コース上に蛇行する人、立ち止まる人がでてくる。
軽く前輪が浮くこともあるが、何とかペダルを回す。
「あと1キロ!」
道路脇にいる応援の人から掛け声をもらう。
登りの1キロってどのくらいなのかわからなくなるほど、朦朧としている。
力を振り絞ってゴールへ向かう。

やり遂げた達成感、苦しみから抜け出せた開放感、もう登らなくていい安堵感…
それまでの張り詰めていた感情から解き放される。
キリで富士山も下界も見れなかったけど、
走り終わった選手たちの顔は、どこか満足感があるようだった。

そしてゴール後、Hさんと会う。
「速くなったねー。」
「トリプルだったから。ふっふっふっ。」
と余裕の表情で笑っていた。
彼女は、たくさん練習して強くなったんだなぁと嬉しくもあり、
また自分のヒルクライムの練習が足りなかったと思った。

そして最後のスタート、BR-1の選手たちが上ってくる。
続々と選手が駆け込んでくるが、誰もがものすごい険しい表情だ。
自分の追い込みが、まだまだ足りなかったと思った。